TI/DI TAKANORI ITO DESIGN INSITITUTE

名古屋工業大学大学院 社会工学専攻 社会工学科 建築・デザイン分野 伊藤孝紀研究室

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Found Place

名古屋の風俗を受け継ぐ大須界隈。名古屋の商業地域の南端にある大須は、アーケードが連なり 低層の建物が密集した店舗と住居の混在した街である。大須のアーケードは、1階店舗は異年代・異国籍の人で賑わっている。対照的に2階は、内部は住居や倉 庫になり、外部は開口が閉ざさ れサイン化している。
そこで、職住近接の現在の建物の1 階店舗と2 階住居の間に 2つの中間領域のVOID を挿入する。VOID は商売と住宅の混在した 大須の街の雑多性があふれる中空路地になる。また、面的に展開
していた路地が立体になることで、商店街に奥行きが生まれ、街を 視覚化出来るようになる。さらに今までアーケードに制約を受けていた住居は、中空路地の隙間を通してサイン化される。
このように、中空路地は店舗の賑わいと住居の生活感を包括した、 大須の雑多性をもつ空間となる。
店舗と住居の間に挿入された中空路地は、住人の生活の場で あり商いの場である。隙間から垣間見れる店舗の商品や住人の生活感を内包し、大須の雑多性を持つサイン空間となる。

  • 第3回愛知建築士会学生コンペ 佳作 入賞

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