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百万石の在処
私の故郷である金沢はかつて加賀百万石と呼ばれ栄えた城下町である。石高100万を誇る土地で人々は豊かな生活を送ってきた。そんな金沢の旬の味覚が集まった場所である近江町市場は金沢城下において藩政期から300年続く歴史ある市場であり、金沢市民の台所として親しまれてきた。しかし、観光客の増加によって市場での人の移動は激しくなり、落ち着きを失った近江町市場からは地元の人々の姿が消えつつある。このままでは伝統ある市場が衰退してしまう可能性がある。よって、人々がゆったりと市場をくつろぐための空間が必要であると考えた。
本計画では、近江町市場の一部を対象に、地元の人々が通いたくなる市場を目指し、人々が憩える場所を提案する。
MEMBER:堀 涼太