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落ち葉の住器
かつて落ち葉は、住居地域のコミュニティを担い、生活の至る所で用いられていた。たき火で暖をとるだけでなく、肥料や飼料、燃料にもなる。しかしながら、現在の都市部において、足元の落ち葉はただのゴミであり、「都市緑化によるゴミ増加」という矛盾を抱えている。
そこで、落ち葉の価値を見直しニッチで稼ぐ住まいを提案する。敷地は名古屋市、開発によって均質化する巨大都市の中で人々の営みが表出するちいさな群景を目指す。建築は落ち葉を受け止める器となり、やがて都市にその根を広げていく。
日本建築学会設計競技2018 支部入選
MEMBER:伊藤誉