NITech Wall
国立大学法人名古屋工業大学の講堂新設&大学創立111周年を記念して、新講堂の壁に作品制作の依頼を受け、当研究室が制作した壁面です。
この作品は、壁の中心に歯車を、その両翼に青海波模様を、約6000本の異なる長さの木材のみで表現しています。1つ1つの小さな木材を集積させることで全体を構成することにより、ナノスケールからメガスケールといった工学分野を横断的に学習できる、本学の特徴を表現しています。
中心の歯車は、本学のロゴマークより作成し、両脇の青海波は、名古屋ならではの要素「金鯱」から、鱗柄を抽出しています。壁一面を通して、名工大で培われた知見が名古屋や日本、世界へと広がる様子を表現しています。
また、視点角度を変えることで、模様がグラデーショナルに変化することが魅力の一つです。木材の先端を斜めに切削することにより、光の受け方を操作しており、早朝や夕刻の頃など、1日を通してお楽しみいただけます。
本作品を作成するにあたり、学内の学生をはじめ学外の学生等、多くの方々にご協力を頂きました。ここに感謝の意を表します。
作業風景
模様生成プロセス
期間 | 2016.4-2016.9 |